新学会設立趣旨と発起人募集のお知らせ

皆様、初めまして。名作映画完全セリフ集のスクリーンプレイ社、代表、鈴木雅夫です。

弊社がスクリーンプレイ・シリーズの発行を開始して早くも四半世紀が経過しました。「映画スターが英会話の先生」とのご提案は今では大学生はもちろん、高校生、中学生にもよく知られるようになってきました。

映画英語アカデミー賞の発案

映画英語アカデミー賞のアイディアですが、実はスクリーンプレイ発起で映画英語教育学会(ATEM)が結成された17年前から、将来の映画英語学習の普及・広報活動の一つとして早くから、発想していたものです。

スクリーンプレイは長くATEM全国事務局へ協力してきました。数年前に、名誉理事を拝命してから(現在は退任)、私自身の理事会への関与が再開することになりましたので、このアイディアを有力な映画英語教育の全国広報活動の一つとして思い起こしました。

映画英語アカデミー賞とは?

映画英語アカデミー賞は、米国の映画芸術科学アカデミー(Academyof Motion Picture Arts and Sciences、AMPAS)が行う映画の完成度を讃える“映画賞”と異なり、外国語として英語を学ぶ我が国小・中・高・大学生を対象にした、教材的価値を評価し、特選する“映画賞”です。

本賞は映画の単なる人気投票ではありません。特選とは原則的に、文部科学省「新学習指導要領」の学校種別外国語項目を参考とした教育的な基準で選出されるべきものとの意味がこめられています。

ATEMとの協力関係について

ATEM理事会幹部に私の考えを打診してみましたが、理事会としては「学会というものは、あくまで学術的な研究をするところであり、それ以外の活動には‥‥」という反応でした。大学の先生方中心の理事会としては、これはある意味当然の反応と言って良いでしょう。

しかし、今回の「映画英語アカデミー賞」の出版に関わられた多くの小・中・高等学校の先生方には、映画を活用した授業実践を通して「映画の楽しさ・英語を学ぶことの楽しさ」を知ってほしいという強い要求があります。学術的な研究も大切ですが、それだけでは、生徒・学生の目を開くという教育的な側面が弱体化することも事実です。

これを克服するためには、広い意味での映画英語教育を発展的かつ行動的なものとしてとらえることが求められます。啓蒙活動が必要です。

ATEM中部支部で開始

そこで昨年、私はスクリーンプレイ所在の地元で、従来から、どちらかというと広報宣伝活動に関心と実績がある同学会中部支部にこの活動方針を提案し、賛同が得られましたので、本件第1回目の実施を(裏方)から企画調整兼事務担当してきました。その後の経緯と結果はATEM中部支部ホームページならびに書籍『第一回映画英語アカデミー賞』に詳しく紹介されていますのでご覧ください。

全国からたくさんの反響が

現在、ATEM中部支部映画英語アカデミー賞委員会では第2回目のノミネート作業を進めています。

第1回目の発表以後、書籍の発売等を通じて本賞の開始をお知りになった方々から第2回目への投票権登録が寄せられはじめ、本賞の賛同者は徐々に「全国」に広がってきています。

また、映画メディア会社様に対する本賞の授与を、いつまでも学会の「いち」地方支部が主催するのではなく、全国的な展開のほうがよい、とする多数の意見もいただくようになってきました。

新しい全国学会での主催が必要に

私は、これまでの映画英語教育学会と二人三脚で歩む、新しい趣意を持つ全国学会が必要となってきていることを痛感するようになってきました。

そこで、これまで私の提案に賛同してくれたATEM中部支部映画英語アカデミー賞委員会ならびに同運営委員会各位と話し合って、学会別役割分担への同意と一任を受け、今後とも協力体制の重要性を確認しながら、ここに、私は今後の本賞を主催する新学会結成の準備を開始するとともに、発起人を全国に募集することにしました。

ATEMと協力して

映画英語教育学会(ATEM)は歴史ある学会であり、学術研究を本分とする大学関係者を中心とした教育界の重要学会として今後ともご活躍いただきます

もちろん、新学会とはいわば車の「両輪」の関係ですから、どちらが欠けても車は正常に動かない、というのが私の考えです。ATEMにおかれましては、新学会と上手くコラボレーションしていただく関係になることを願っております。

産学協同の新しい学会

この度、私がご提案している新学会は映画英語アカデミー賞選出の毎年の実施を通じた、もっぱら映画英語学習の楽しさと普及を啓蒙・宣伝する出版活動を軸とした学会です。

特に、小中高大と民間の英語教師を幅広く含んだ教育界を中心に、映画業界・DVDレンタル業界・IT業界・放送業界その他各種産業界(法人、団体、個人)が、対等平等の立場で参画する産学協同の、これまでにない新しい学会です。

発起人募集のお知らせ

別ページの会則案ならびに映画英語アカデミー賞細則案、支部会則案をご一読、検討の上、全国から新学会の創立を祝福される、多数の発起人をお引き受けいただけますよう心よりお待ち申し上げております。

発起人をお引き受けいただける方は、上記「発起人参加」ボタンをクリックして、必要項目のすべてに正確に記入後、ご発信ください。

(なお、第2回映画英語アカデミー賞の準備はこのままATEM中部支部映画英語アカデミー賞委員会が担当し、新学会結成以後は、同日予定の表彰行為を含めて新学会にすべて引き継ぎます。また、同委員会幹部全員が少なくとも第一期2年間は新学会の部会担当専務理事としてご就任され、継続性が自然に引き継がれるものと予定しています)

平成24年9月10日

映画英語アカデミー学会 発起人  
代表 鈴木雅夫(スクリーンプレイ)

トップページへ